齢 instar

 

昆虫生態学において、幼虫の脱皮と脱皮の間の段階を表す「齢(れい)」。『齢 instar』シリーズは、「さなぎ」という事象に象徴されるような、時間、変容、両義性、儀礼に着目し、環境-身体-音-映像の相互関係で成り立つ空間を試行する。『齢 01』では、天井高10mの大空間で「遅延」や「並行世界」を意識化する作品を構成。『齢 02』は大幅にスペースを縮小し、定まらなさの感覚のなかで往還しつつ偏在するものに着目する。『齢 03』では、鎌倉五山の一つ浄智寺の静謐な空間で、世界を分化することなく捉える方法を探る。

 

 mind space

 

風景は離れた物事を結び、ときに矛盾が共存している現実を見せる。
運河周辺でのフィールドワークをベースに、
沈殿し、変容し、ひっそりと息づいてきたものに心をよせる
 

 

 


Terraforming  
生体安置

 
 
 

   

一つの延長線上にある生と死を行き来する

 

待つこと
思い出すこと
手放すこと
定まらないこと
未知を受け入れるということ
休息すること
 
わたしたちという自然が動くこと
 
 

今、死は数字になり、忌むべき見慣れた風景になり、永遠の安息への移行としての死が尊厳を失いつつある。生きたシステムである自然の身体は必ず死の安息を内包している。この作品は、その常にある安息を意識の移行により体験するものである。 
 

体験型インスタレーション作品